私が工務店として
図面チェックをするときに、
気にして見る場所があります。
それが
洗濯機置き場です。
最近はドラム式を前提に
間取りを考える方も多いですが、
実は「図面上は問題ないのに、設置できない」ということがあります。
一番見落としやすいのは「水栓位置」
もちろん、
設置予定の洗濯機寸法は確認して
図面は出来上がっています。
ですが意外と多いのが
「水栓の高さが低い」
ケースです。
例えば、ドラム式洗濯機
某メーカー設置基準をみると、
「1,020mm未満 不可
1,020mm以上 蛇口のタイプや高さにより設置可能」
とあります。
一見すると、1,020mm以上確保すれば、通常の蛇口なら大丈夫と
とらえがちです。
それが落とし穴
実際はお客様が依頼する家電量販店の設置基準が
さらに厳しい場合があります。
家電は、電気屋さんで購入し一緒に設置も依頼する方が多いと思います。
ネットの家電量販店の
設置基準をみると、
「洗濯機本体上端から蛇口まで10センチ以上必要」
とありました。
つまり、本体高さが1,011mmなら、
必要高さは1,111mm。
このようにメーカー基準は大丈夫そうでも
量販店では、設置不可になるケースがあります。
なぜ起こる?
これは
当日設置トラブルを防ぐため、
家電量販店側は
機器ごとの寸法基準ではなく、
大方の機器が設置できるよう、
余裕をみた寸法にしているからです。
実際、すこし頑張ればできそうなことでも
無理な設置になることがあるため、
設置業者さんはやらないように決められているそうです。
実際に困るのはお客様
さらにややこしいのが、
別売り部材の存在。
防水パン関係は、設置する業者さんが現場をみて
当日追加対応できることもあります。
ただ、水栓用の部材は
「事前購入し、お客様設置」
になっていることが多いです。
当日設置できなかった!
というトラブルにつながります。
購入したものが設置できないと
かなり困ります・・・
その他の条件
- 本体高さ
- 水栓位置
- 上部スペース
などに条件があります。
自動洗剤投入口のふたが上にあくため、
上部は30㎝スペースを確保しないといけない機種もあります。
洗濯機置き場のプランが
設置寸法ぎりぎりで設計されているのは、悪いことではありません。
なるべく広いスペースを確保しようとしているのだと思います。
ただ実際には、
- 家電量販店の設置条件
- 搬入条件
- 実際の使いやすさ(扉をあけたときのスペースなど)
- メンテナンス性
- 買い替え時
も関係してきます。
現場目線でおすすめしたいこと
最初の図面では、
ここまで見えていないこともあります。
でも、設計、施工、
引き渡し後の暮らしまで見ていると
住んでから困りそう
が少しずつ分かるようになってきます。
今入るか、だけでなく、今後もちゃんと使えるか
まで考えたいですね。
最後に
ドラム洗濯機置き場
・水栓高さ +10センチあるか
・周囲のスペースに余裕があるか
・買い替えも想定しているか
これだけ頭の片隅に入れておいてください。

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