中古マンションのフルスケルトンリノベーション
解体が終わった段階で、思わぬトラブルが発生することがあります。
それは「解体後に漏水が発覚し、工事が一時ストップすること」。
これは特に築古のマンションで起こりやすい現象です。
今回は、実際に解体後に漏水が見つかったときの原因と、
お施主様が取るべき正しい対応についてお話しします。
1.解体 工事完了!のはずが・・・
最初に行う「解体工事」では、
壁や天井を撤去します。
コンクリートの躯体が完全に露出した状態になり
それまで隠れていた部分が見えるようになります。
現場としては、お施主様に最初に現場確認へ来てほしいタイミングです。
ただし思わぬトラブルも・・・・。
ある日、解体後の現場確認に行ったところ
「ここだけコンクリートの色が違う・・・」
触ってみると「・・・、やっぱり濡れてる・・・」
ちょうど前日雨が降っている日でした。
雨が降ると、躯体に雨染みができたり、
水滴が垂れてきたりして漏水が発見されることがあります。
もしそのまま壁や天井を塞いでしまえば、将来的にカビが発生したり、
新しく作った内装材が傷んだりする原因になります。
そのため、原因が特定されて修繕されるまで、現場の工事は一旦ストップすることになります。
このようなとき、主な原因は以下の2つです。
- 外部からの漏水(主にサッシ周り)
- 上階からの漏水(給排水管の劣化など)
2. 漏水が見つかったらどうすればいい?
「工事ストップ」「漏水」と聞くと、
とても焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて対応すれば大丈夫です。
どちらの原因であっても、購入したお部屋(専有部)の中だけが
原因ではないケースがほとんどです。
そのため、お施主様がご自身で業者を探して修理する必要はありません。
取るべき対応
- 施工会社(現場監督)から状況の報告を受ける
- マンションの管理会社(または管理組合)へ連絡・相談する
基本的には現場監督やリノベ会社が状況写真を撮影し、
管理会社への説明をサポートしてくれます。
連絡を受けた管理会社側で
「漏水調査の手配」や「修繕工事」を行ってくれる流れになります。
また、かかる修繕費用についても、
マンション全体の共有部の保険が適用されるケースが多いため、
お施主様の自己負担が発生しないこともしばしばです。
見つかったのは「むしろラッキー」
「工事が止まる」と聞くと嫌な気持ちになるかもしれません。
しかし現場監督の視点で言えば、
「工事中に発見できて直せるチャンス、むしろラッキー」とも言えます。
住み始めてから壁紙にシミができて発覚する方が、はるかに大変だからです。
デメリットを挙げるなら、
管理会社の調査や修繕工事が入るため、
「全体の工期が少し伸びてしまうリスクがある」という点です。
引っ越しのスケジュールには少しゆとりを持っておくと安心です。
解体後のトラブルにも慌てず、
信頼できる施工会社と管理会社に相談しながら
進めていきましょう。
一方、解体後、追加費用がかかる場合は
こちらの中でかいています。

コメント