中古マンションを購入してリノベーションをする際、
「対面キッチンにしたい」「お風呂を広くしたい」
といった希望がよくあります。
しかし、マンションの構造や規約の制限により
どれだけ予算をかけても希望のプランが実現しないお部屋が存在します。
せっかく物件を気に入って購入しても、
後から「やりたい間取りにできない」という事態は避けたいものです・・・。
今回は、プランが実現しない原因になりやすい「水回り(お風呂・キッチン)」
について、
最後に内覧時の攻略法もお話します。
1. お風呂のサイズ:壊せない壁に囲まれていないか
「リノベーションを機に、今より一回り大きなお風呂にしたい!」
というご要望があります。
しかし、既存のお風呂の周りが
「壊せない壁(コンクリートの構造壁など)」
で囲まれている場合、
浴室の位置を動かすことができず
今以上のサイズのユニットバスが入らないケースがあります。
大きさは体感ではなく「数字」で比較する
物件の内覧は、
立ち合いの不動産屋さんに急かされていなくても、
思うほど部屋の中をゆっくり見る時間はありません・・・・。
お風呂はよく見ていなかった、
ということはありがちです。
内覧時には感覚で判断せず、写真や寸法で記録すること、
浴室のサイズは、
以下の手順で確認することをおすすめします。
- 不動産会社に「今の浴室のサイズ(1216や1418など)」を確認する
- いま住んでいるお家のお風呂のサイズと比べる
サイズは不動産会社が持っている図面資料を見ればすぐに分かります。
今と同じサイズなのか、拡張の余地がありそうかを
数字で判断することが大切です。
2. キッチンの位置:移動できるかは床の下で決まる
キッチンの位置は、
LDK全体のレイアウトに直結するため、
こだわりたいポイントだと思います。
対面キッチンやアイランドキッチンは人気があります。
しかし、キッチンの位置を元々の場所から大きく移動させるのは簡単ではありません。
マンションでは動かすことのできない
「排水の縦管」の位置が決まっているからです。
排水管に必要な「勾配(こうばい)」の制限
水をスムーズに流すためには、
床下の排水管に決められた勾配をつける必要があります。
そのため、キッチンを縦管から遠い場所へ移動させようとするほど、
管を通すための床下の高さが必要になります。
もし床下のスペースが足りない場合は、
家全体の床のレベル(高さ)を上げる工事が必要です。
どうしても部屋内の天井高さを高くしたいため、
キッチンの床だけを一段高くしたこともありますが、
部分的に床をあげる方法をとると、段差が増えるので、
バリアフリーにしたい方や小さいお子様がいらっしゃる方にはお勧めしません。
対策:購入前にリノベーション会社へ相談する
マンションリノベにおける水回りの移動には制限がありますが、
これらが実現可能かどうかは、
リノベーションに慣れている会社であれば
内覧の時点でおおよそ判断が可能です。
物件の購入契約を結ぶ前に、
あらかじめ依頼するリノベーション会社に目星をつけておくことをおすすめします。
気になる物件が見つかった段階で、
プロに同行してもらい
「ここなら対面キッチンにできるか」
「お風呂のサイズアップは可能か」など
現地で確認しながら相談できれば、
購入後の計画がスムーズになります。
内覧に同行してくれる
設計事務所やリノベ、施工会社もいます。
むしろ私(現場監督)としては、内覧時から同行したいです・・・・
契約してから後悔しないよう、
物件選びの段階から
プロの視点を取り入れてみてください。

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