リノベーションでよく聞く「モールテックス」
モルタルのような質感ですが、
実はモルタルとは少し違う材料です。
気になる方も多い「モールテックス」について、
今回は現場目線で、メリット・デメリットも含めてお話しします。
モールテックスとは?
モールテックスは、
ベルギーのメーカーが出している左官材料です。
通常のモルタルは20mm程度の厚みが必要ですが、
モールテックスは約2〜3mm程度と
かなり薄く施工でき
なおかつ曲げにも強く、割れにくいのが特徴です。
どこに使える?
例えばこんな場所に使われます
- キッチンの天板
- 洗面台の天板
- 床
- 壁
リノベーションでは
既存のフローリングの上から施工することも可能です。
実際に床一面をモールテックスにしたことがありますが、マンションの一室とは思えないほど空間の印象が一気に変わりました。
メリット
モールテックスの良いところは
- さまざまな場所に施工できる
- 厚みが出ない
- 色が選べる(モルタル色≒グレー以外もOK)
- モルタルより割れにくい
左官ならではの質感と陰影がとてもきれいで
素材感がそのまま空間の質になります。
デメリット
金額でしょうか。
広さや内容によりますが、目安としては
平米単価 約30,000円前後です。
なぜ高いのかというと
- 海外メーカーの材料自体が高い
- 講習を受けた職人しか施工できない
材料+施工、どちらもコストがかかるためです。
また、定期的にメンテナンスも必要になりますので、
メンテナンスフリーのものを探している方には向かない素材です。
「割れない」は本当?
一時期は「割れないモルタル」とも言われていましたが、
正確には
「割れにくい」材料です。
ただし、通常のモルタルと比べると
クラック(ひび)はかなり入りにくいのは事実です。
現場目線で
「モールテックス」はこれまでモルタルが施工できなかった場所にも
施工できデザイン性の高い素材です。
使いたいけど金額が…という場合は
実は、似た質感の左官材を提案して施工することもあります。
メーカーにこだわらなければ、
選択肢はいろいろとあります。
こういった引き出しの多さは、
リノベーションやデザイン性の高い施工をしている
施工店の強みです。
また、同じ材料でも仕上がりの印象は変わります。
左官は職人のコテさばきによって
表情が変わるため、事前にサンプル確認がおすすめです。
いろいろなサンプルを揃えての検討は、
大変なことも多いですが
こうしたい!をかたちにしていく楽しい時間でもありますね。


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