新しい住まいで予想外にトラブルになりやすいのが
近隣問題です。
その中でもマンションでよくあるのが、
子供の足音の問題ではないでしょうか。
実際に注意をうけ、住みづらさから転居を考える人もおられます。
こうした悩みはとても多いです。
正直に言うと
足音の問題は、どうしてもなくなりません・・・。
ただし「床の構造」に左右される部分があります。
マンションの床構造について
マンションの床は、管理規約で
遮音等級(L値またはΔL等級)が定められており、
その基準を満たす仕様で施工されます。
リノベーション時に検討する床は
主に以下の3つです。
- 二重床+フローリング(置床)
- 遮音マット付きフローリング(直床)
- カーペット(直床)
マンションによっては、音への配慮から
③のカーペットしか選択できない場合もあります。
※仕様の制限は管理規約で確認できます。
二重床が多い理由
この中で最も多いのが
二重床(置床)+フローリングです。
理由は以下の通りです。
- 床のコンクリートスラブの不陸調整ができる
- 配管・配線を床下に施工できる
- 床の高さ調整ができる
- 床材の自由度が高い
リノベーションとの相性も良く、採用されやすい仕様です。
それでも音トラブルが起きる理由
遮音等級が定められているにも関わらず、
音のトラブルがなくならないのはなぜでしょうか。
それは、足音は重くて低い音だからです。
人の声よりも、
足音のような重量衝撃音(ドン・ドンという音)は
圧倒的に伝わりやすく、トラブルになりやすいです。
こういった音は遮音性能を備えた二重床でも、逆に床下で反響することで音が大きくなってしまうこともあります。
実は影響が大きいもの
音の感じ方に大きく影響するのは、
実は床スラブ(コンクリート)の厚みです。
一般的に、新しいマンションの方が
スラブ厚を200㎜以上とっている傾向があり、
体感としてトラブルが少ないと感じることもあります。
ただしここはリノベーションでは変えられないため、
注意が必要なポイントです。
現実的な対策
対策としては、床の仕様でできることもあります。
①二重床の遮音性能を上げる
②床上に遮音材、カーペットなどを敷く
①はフローリング下に制振マット等を入れ遮音性能を上げている二重床システムを採用することです。
最近は、こうした
遮音性能を高めた置床も増えています。
②はフローリング上などにおける遮音マット+カーペット敷きにすることです。
①のような床下の工事は、後から追加できません。
音が気になる場合は、
リノベーションの段階で検討しておくことをおすすめします。
子供の足音問題については、
コンクリートスラブの厚さにもよるとお伝えしましたが、これは物件購入時の話になります。
「中古マンションの物件選び」の時の注意点については、またまとめて紹介しようと思います。


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