打ち合わせで希望を伝え、
いざ見積もりを取ると
「思っていたより高い…」
という話は、実はよくあります。
この5年でも、材料費や人件費の値上がりによって
リノベーション工事費は高騰しています。
内容によっては
以前の1.5倍くらいになるケースもあります。
そのため、
費用の話は、ネット、SNSの情報だけでなくリアルな知人の体験談の話でも
聞いた話とかけ離れてしまったりします。
そんな気になるコストの話。
ここでは、中古マンションリノベで
想定外にお金がかかりやすいタイミングを紹介します。
① 不動産購入時のリノベ予算
中古マンションを購入するとき、不動産会社と
「購入後、物件のリノベーション費用は〇〇万円くらい」
と話すことがあります。
ただ、不動産会社と工事会社が別の場合、
リノベ費用が少し低めに想定されていることもあります。
これは不動産会社が物件を売りため(悪意があって)低く見積もるというより、
不動産会社が普段扱う工事が
- 賃貸退去後の原状回復
- クロスや床の張り替え
- 一般的な設備機器の交換
など、比較的簡易な工事が多いからです。
一方で、
建築家、設計事務所などに依頼した中古リノベーションの場合は
・間取り変更
・配管更新
・断熱工事
などが入ることも多く、
オーダーで制作するものも多いので
工事費が大きく変わります。
オーダーと既製品の違いについてはまた話そうと思います。
解決策としては、
不動産購入から工事までおこなってくれる会社を選ぶ、
または概算で見積を取る、好みのインテリアやイメージに違い設計事務所または工務店の
事例紹介から費用感を把握することです。
会社によっては平米あたりの金額や、いくらぐらいがボリュームゾーンになるのか
HPなどで公開しています。
② プランが具体的になったとき
最初はざっくりした要望でも、
・キッチンを造作にしたい
・床材を無垢にしたい
・建具をオーダーにしたい
など、プランが具体的になると
見積金額も上がることがあります。
これは希望が増えたというより、
工事内容が明確になった結果です。
打ち合わせの初期段階では、
まだ細かい仕様が決まっていないことも多いため
見積もりが大きく動くことがあります。
一度希望をすべていれた内容では、予算オーバーすることも多々あります。
その後、やりたいことと予算の折り合いを付けながら、内容を決めていくことになります。
しばしば「VE」といわれる予算調整です。
このちょっと面倒なやりとりや打ち合わせも
本当にやりたいこと、優先したいことが見えてくるので
後悔しないためには必要なプロセスかもしれません。
③ 解体してから分かる問題
中古リノベならではがこれです。
「開けてみないと分からない」問題。
例えば
- 想定していない梁が出てきた
- 解体後あらわれたコンクリートの状態が悪い
- 使用予定だった箇所が腐食していた
などです。
解体してみて、あらわれたコンクリートが腐食し、鉄筋が見えそうになっている場合、
必要なさび止め処理を施して、左官工事での補修が必要になる場合があります。
他にも、予定していなかった場所に躯体の梁が出てきた場合、
梁を隠すことを検討したり、寸法を調整するためプランを修正することがあります。
これは中古マンションでは
どうしても起こりうることです。
そして築古マンションでは特に起こりがちです。
そのため、最初から
ある程度の予備費を見ておくこと
そして
どんなリスクがありそうか事前に聞いておくこと
も大切です。
これが起きるのは「解体工事後」であるため、
解体工事後の工事業者からの説明のタイミングを事前に確認しておきましょう。
またマンションリノベーションに慣れている会社であれば、
ある程度、解体後のリスクを想定できる場合もあります。
中古マンションのリノベーションでは、
- 購入時のリノベ予算
- プランが具体化したとき
- 解体してからの想定外
この3つのタイミングで
金額が動くことがあります。
中古ならではのリスクもありますが、
事前に知っておくだけでも予算計画はかなり立てやすくなります。
これからリノベーションを検討する方は、
ぜひ参考にしてみてください。


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